〈アウトライン記述法〉でA4一枚の文書がサクサクつくれる本
▶文章がスラスラ書けそうな気になれる!
タイトルに「A4一枚の文書が~」と書いてありますが、A4用紙に限定した内容ではなく、twitterのように文字数が限定されているようなものから、論文のような長文のものまで広く応用できます。
その方法、まずは文書に盛り込みたい内容について、アウトライン形式でどんどん書いていきます。
これは手書きでも可能ですが、Wordのアウトライン機能を使うのが、あとから校正ができることからもお勧めのようです。
(アウトラインのフリーソフトもあります)
。
書き方については以下のように、上の階層から書く方法、下の階層から書く方法があります。
上の階層から書く(書きながらネタをためる)
1. タイトルを書く
2. 見出しを書く
3. 小見出しをぶら下げる
4. 本文をぶら下げる
下の階層から書く
1. 箇条書きで書き出す
2. キーワードを書き出す
3. グルーピングする
こうして書き出したものを、筆者はロジックツリー(ロジカルライティング)と読んでいます。
ちなみに近年ブレーニング(思考方法)として浸透してきたマインドマップは、中央から枝葉を伸ばして思考を広げていくというやり方です。
どちらが分かりやすいかは個人差があると思いますが、私はツリー型の方がスッキリとして見やすく、思いつくまま即ちほぼ時系列に書いていくので思考の過程もわかりやすい点が良いと思いました。
そしてこれを基に肉付けをし文書を完成させていきます。
この本にはその方法についても書かれているのですが、ここでは割愛します。
次に紹介するのは実際に文章を起こしていく際に気を付けることで、私の印象に残った箇所の抜粋です。
・必ず推敲する(思いついたことを書いていくときにはうまい表現などを考えない)
・ 短い文章におさめる(動詞はワンセンテンセンスに1つ)
・ 独りよがりの文章にならないようにする
・ 常に読み手を意識する
・ 相手が必要な情報をアウトラインにする
始めからうまい文章を書こうとせずに、まずは文書の基になるネタをアウトラインで書いていくのですが、それを文章に起こすとき忘れてはいけないのが、読み手を意識するということです。
わかりやすい文章と洒落た風の自己満足の文章は違います。
でも、のってくると何となく自分が知っているちょっと難しい言葉、持って回ったような表現を使いたくなってしまうのです。
反省。。。
また、DropboxとEvernoteの活用についても書かれています。
”Evernoteはアウトラインの機能が弱いので、Evernoteに貯めたネタをもとにWord等でアウトラインを起こし、Dropboxに保存する”
”Evernote内に「使用済みのネタ」、「未使用のネタ」のノートブックを作る”
というのは、早速やってみました。
色々なアプリケーションソフトを併用すると、それだけで「できる」人間になったような気がしてテンションが上がります(*ノωノ)
「気がする」だけじゃダメなんですけどね。。。(;´Д`)
<まとめ>
アウトラインで伝えたい内容を書き出したら→
読み手の立場にたって文章を考えよう!
簡潔に、わかりやすく。
こじゃれた文章を書こうとしない。