keronote’s blog

本の紹介、英語学習の記録を中心に、PC・スマホ関連、日々の生活のお役立ちネタも交えながら色々と書いていきます。少しでも楽しんでいただけたら、また何かの役に立てれば幸いです。

あひる口体操は英語の発音矯正に効果的か?

【世間一般に言うあひる口と、この本で言うあひる口

ここ最近は落ち着いた感がありますが、一時期あひる口がもてはやされましたよね。

口角が上がり、唇が少し突き出ていて、唇全体の形がW型になっている のが特徴で、可愛らしいイメージがあることから、元々そうである人だけでなく、意識的にあひる口をする人が増えたように思います。(中にはわざとらしいという批判の声もあると思いますが…)*1

 

しかし、この本でいうあひる口は本当のあひる口です。(´Д`)

“上下の唇を外側に反り返した状態”は、まさに反り返ったあひるの口ばしのようで、見た目はお世辞にも可愛いとは言い難いです。

 

わかってはいましたが、「流行りのあひる口に便乗して本を沢山売ろうっていう魂胆だな~。」「よし、どれくらいのものか見て確かめてやろう!」と、上から目線全開でこの本に挑みました。

 

そして読み始めてすぐ、ああ、この本に出会えて良かった~と、思ったのです。

 

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あひる口体操でネイティブのように英語がしゃべれる】

さて、この本は5章から成っていて、以下のような構成となります。

1章―なぜ正しい発音を身につけるひつようがあるか、発音に関する知識・考え方など

2章―あひる口体操(基礎)

3章―あひる口体操(発展)

4章―実践1(母音)それぞれの発音記号に基づいて

5章―実践1(子音)それぞれの発音記号に基づいて

 

まず、1章では私の知らなかった英語の発音の真実が数多く述べられています。

主な内容が、

・日本語と英語は1%も似ていない

・ネイティブは歯を見せて発音している

・ネイティブを真似るだけでは、発音はうまくならない(留学したからといって、発音が上達するとは限らない)

・rの発音には2種類ある

・発音に必要なのは、勉強ではなく筋トレだ

 

それぞれの詳しい内容については、実際に本を読んでいただけたらと思いますが、なぜ正しい発音を習得する必要があるのかという理由が丁寧に述べられていることによって、学習のモチベーションは間違いなく上がります。

 

以前、ブログで紹介したように、私は現在通勤時に車で『新TOEIC TEST 出る単特急金のフレーズ』の音声を流し、単語の学習をしています。

テキストを見るわけにはいかないので、その音声の後をついて、また音声に合わせて単語やフレーズの発声をしています。

 

TOEICテスト自体に面接試験はないので、正しい発音の練習はありませんが、どうせ口に出すのなら、正しい発音を覚えた方が、いつか英語を話さなくてはならない状況になったとき(海外旅行とか行くかもしれませんし~(;´Д`))、役立つはずですし、自分の発音に自信がなくて外国人の方と話す機会を逃してしまうということもないでしょう!( `―´)ノ

 

そもそもTOEICを受けるのも、何か明確な目標があったほうが、勉強のモチベーションが上がるし、自分の実力がどれくらいなのかを知りたいということが理由なので、発音をよくする訓練が無駄になる訳ではありません。

むしろ正しい発音ができることで、聞き取れる音が増えて、ヒアリング能力がアップする可能性があります。

 

この本に載っている体操・発音方法について、書籍内の写真やイラスト、説明文もとても丁寧なのですが、さらにわかりやすいのが、著者による解説動画です。

スマホタブレットで視聴できるこの動画は、「COCOAR」というアプリをダウンロードして見ます。

このアプリを使って一度視聴した動画は、履歴から何度も見ることができ便利です。

 

私は早速第2章のあひる口体操をやってみました。

最初にざっとテキストに目を通し、何となくやってみて、簡単そうだなと思ったのですが、動画で見ると唇の動きがより分かりやすく、そして難しかったです…。

Lesson3のオアオア体操というのをしてみたところ、口の周りの筋肉がぷるぷる震えて、普段使っていない筋肉を使ってることが良く分かりました。

そして私の場合、下唇がうまく動かせていないと事がわかりました。

 

このような普段使わない筋肉を動かしたトレーニングは毎日続けることが大切だそうです。

頭で理解しても実際にできているかはわからないので、鏡は必須です!

自分の口元と動画を見比べながら練習できるので、間違ったまま覚えてしまい後々恥ずかしい思いをすることもなさそうです。

 

【さいごに】

あひる口は発音の練習の為にするもので、普段の英語の発音をあひる口でするのではありません。実際、テレビ等で外国の方がしゃべっているのを見ても、あひるのように唇がとんがって端がめくれあがっているという様子はありませんでした。(次は歯に注目して、ネイティブの話す様子を見てみようと思います。)

 

あひる口体操を毎日続けることで、普段使わない口周りの筋肉を鍛え、自転車の運転のように一度そのやり方を覚えたら忘れないというレベルまで持っていくことが重要なのです。

 

帯に書かれているように、「アメリカ人からアメリカ生まれと間違われる人」となれるようになることも、私の密かな目標です(´艸`*)(ネットにアップしているので全く秘密ではありませんね~)

 

【ポイント】

動画をチェック&鏡をチェック

アヒル口体操でネイティヴのように英語がしゃべれる

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