keronote’s blog

本の紹介、英語学習の記録を中心に、PC・スマホ関連、日々の生活のお役立ちネタも交えながら色々と書いていきます。少しでも楽しんでいただけたら、また何かの役に立てれば幸いです。

『ビジネスに効く最強の「読書」』より。「脳に負荷をかける読書」のすすめ。

7月16日の記事に引き続き、ライフネット生命保険株式会社の会長兼CEO、出口治明さんによる著書の紹介です。

第二の池上彰さん!?学ぶことの楽しさを再認識した、『人生を面白くする 本物の教養』 - keronote’s blog

 

前回紹介した『本物の教養』に感銘を受けた私が、出口さんの書かれたほかの本も是非読んでみたいと思い手に取ったのが、この『ビジネスに効く最強の「読書」』です。

発行年は『本物の教養』の前年であるこの本は、出口さんがこれまで読まれた本の中から、選りすぐった本を、テーマに沿って紹介していくという形態となっています。(実際に文章に起こしたのは編集者です。)

※前述の本も同様に取材した内容を文章に起こしたものです。

 

全部で10のテーマから成り、本のタイトル通り、ビジネスに関連づけた本の紹介をしています。

私は特にビジネスに役立つ本が知りたかったわけではないので、この本を手に取りながらも、読もうか読むまいか迷ったのですが、読み始めてすぐに、ビジネスに限らず普遍的に面白いと思える本だと感じ、ほっとしました。

「面白い本で、しかもビジネスにも役立つので読んでみませんか?」ぐらいのスタンスで書かれているのではないでしょうか。

 

ここには紹介しませんが、私は今回紹介されている108冊の中から、気になった本をリストアップしてみました。

その数22冊!

そのリストを見直すと、政治・経済に関する本、学術的な本は殆ど入っておらず、自分の好みが丸わかりだなあと、誰にリストを見せるわけでもないのに苦笑いです。

ある程度読みやすそうな本に偏っているとも感じました。

 

このように自分の読みたい本をリストアップしてみると、出口さんがあらゆる分野の、縦も(時間軸)横も(場所)網羅した本の紹介をされていることに気づき、改めて感銘を受けました。

 

この本の中で、出口さんは、脳に負荷をかけることを勧めています。

運動で体を鍛える時、ある程度の負荷をかけなければ筋肉は大きくならないことを例に挙げ、読書も同じことだと言っているのです

私は、本は読みたいけれど読書にかけられる時間も限られるし、楽しんで本を読みたいから…と、読みやすい本を選ぶことが多いです。

しかし簡単な本を読んでばかりでは、読む力、読み解く力、そこから考える力は身につかないのだという出口さんの考えを知り、難しい本を苦労して読み通すことは意味があることだということが理解できました。

 

私は「本」が好きな割に、時間があった学生時代にはほとんど本を読むことがありませんでした。

それは、どのような本が面白いのか、自分に向いている本は何なのかがわからなかったことと、読書に時間を費やすのが勿体ないと思っていたことが理由として挙げられます。

そして読まないから読書スキルが上がることもなく、読んでも意味がわからず面白くないので読まないという悪循環に陥っていたのです。

 

勿体ない時間を過ごしたという後悔はありますが、大切なのはこれからだと信じ、少しずつでも自分の興味を持てる分野を広げ、自分なりの考えを巡らせることのできる読書をしていきたいという気持ちがみなぎってくる一冊でした( ・∀・ )ゞ