同時通訳者の頭の中を覗いて、新しい英語勉強法を試してみたくなった
今日は英語勉強法について書かれた本について紹介します。
カテゴリをどうしようか迷ったのですが、英語カテに入れてみました。
さて、私はこの本をたまたま図書館で見つけました。
単に「同時通訳者の頭の中」というタイトルが面白そうだと思ったからです。
そして借りて帰ってからよく見ると、「同時通訳者の頭の中」の前に、「あなたの英語勉強法がガラリと変わる」と書いてあります。
この本は、同時通訳者の方が実際にどのように英語の勉強をしてきて、また現在も学び続けているかを書いた本だったのです!
…タイトルは正確に読まないといけませんね。
この本を読むと、同時通訳者がどのような事前準備をした上で同時通訳をするか、また通訳をする際に心がけていること、日々どのような勉強を続けているかを知ることができ、とても興味深かったです。
そして単に直訳するのではなく、イメージをうまく伝える為の言葉選びに苦心していること、その為の日々の勉強が欠かさないことが分かりました。
このように毎日英語に触れる仕事をされている方でも日々の努力を怠らず、知識を増やし、表現力を磨いているということに、本当に驚かされました。
ということは、日常的に英語に触れる機会がない私は、本当に心して取り組まなければならないのだと、自分のぬるさを改めて反省したのでした(;´Д`)
さて、この本には著者自身のエピソードを交えながら様々な勉強法が書かれています。
その最初の部分に、こう書いてあります。
英語学習の本来の目的は、実践で使える英語のコミュニケーション力を身につけるということです。
そして、TOEICはある程度のスコアが取れたら(会社が推奨するスコアなど)卒業しましょうと書いてあり、それを読んで私ははっとしました。
私は自分の英語力はどれくらいのレベルなのかを誰かに伝える為に、TOEIC受験をしたいと考えました。
でも、それは最終目標ではないのです。
そもそも仕事でたまに受ける英文メールに、正しく気の利いたメールを返したいという具体的な目標を持っていたのでした。
さらに近年増加している外国人観光客達をテレビで見たとき、このような人達と偶然どこかで会ったときに少しでもコミュニケーションがとりたいと考えるようになりました。
この本にはそのようなTOEIC受験に特化しない(コミュニケーションを取るための)勉強法が沢山書かれています。
殆どは英語勉強法としてこれまでも様々な書籍等で紹介されてきたものが取り上げられています。
他と違うのは、その勉強法がなぜどのように役立つのかということが、著者自身が実践してきたエピソードを交えて紹介しているのでとてもわかりやすいし、自分もやってみたいと思えた勉強法が幾つもありました
そのうち、英語の勉強は楽しいものだと思えてきました。
それは恐らく筆者が英語が好きで、英語の勉強は大変だがそれを楽しんでいるような様子が窺い知れるからではないかと思います。
最後にやってみたいと感じた学習法を幾つかピックアップします。
英語学習としてお馴染みのものから、初めて目にするものまで様々です。
詳しくは是非本を手に取って見てください。
・パラフレーズ(言い換え)練習
・エクセルで単語帳を作る
・日本語訳を読んでから原書を読んでみる
・辞書クルージング
・ディクテーション(書くことで文法力もアップする)
・毎日の学習をシステム化する
・妄想英会話(シチュエーションが予測できるのであれば、予め会話を用意しておく)
これらの中からのいくつかを実践して、英語を学ぶこと、そしてコミュニケーションを取ることを楽しめるようになりたいと思わせてくれる本でした(=゚ω゚)ノ
あなたの英語勉強法がガラリと変わる 同時通訳者の頭の中 (祥伝社黄金文庫)
- 作者: 関谷英里子,須山奈津希
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2016/03/11
- メディア: 文庫
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