keronote’s blog

本の紹介、英語学習の記録を中心に、PC・スマホ関連、日々の生活のお役立ちネタも交えながら色々と書いていきます。少しでも楽しんでいただけたら、また何かの役に立てれば幸いです。

そろそろ会社やめようかなと思っている人に~

 

そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか

そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか

 

 

▶好きで食べていく方法

 

今の日本社会に何となく感じる閉塞感、息苦しさがあります。

筆者はその原因について言及し、もっと自由に生きていくべきだ、

「好き」で「食う」べきだと筆者は言っています。

その為にどのようにすればいいのかを書いたのが、この本です。

 

フリーで食べていくには、3つの要素が必要だといいます。それは、

バリュー(スキルや商品の価値)

システム(稼ぎの土台“プロフィットモデル”となるもの)

クレジット(個人や企業の信用のこと)

です。

中でもこの本のメインテーマとなるのは、システムです。

 

通常のビジネスで重視されるのはバリューですが、ここでは、

何を提供するかではなく、どう提供するかという点に絞り、儲けるシステムの構築を考えようと提案しています。

この、儲けるシステムは、プロフィットモデルパターンといいます。

顧客、商品、課金の仕方、支払い方法、資源の5つの土台において、それぞれ3パターンの方法が考えられます。

そのうち1パターンは従来のよくある方法、最も原始的な方法なので、ライバルも多く利益も少なくなります。

そこで、残りの(2パターン)×(5つの土台)の10パターンから、自分のビジネスに合ったプロフィットモデルを構築することが大事だと述べられています。

 

これを、ビジネス例とプロフィットモデルパターンとして、グリーやモバゲー、ディズニーランド、Google、進研ゼミなどの例を挙げて、経営に関して全くの素人の私が見ても理解できるように図表を使って説明がされています。

儲けるシステムの構築がいかに大事かということが一目で分かるようになっているのです。

 

その他に「起業までの3つのステップ」、「独立後に身につけるべき3つの考え方」ということも書かれていて、こちらも興味深かったのですが、実際に起業すると決めたときにすることや考え方であり、やはりまずはプロフィットモデルを熟考することが重要だと思います。

 

しかしその中に、今の自分にも、起業していなくても心に留め置いておきたいと思えることがあったので、紹介したいと思います。

 

人に感謝できる自分であることで強くなれる

「ありがとう」と人に感謝するとき、人はその対象の存在価値を肯定することになりますが、そのことは相対的に自分の存在価値を低下させることにつながるそうです。

だから、人を褒める、感謝することは、実はとても強い心を持つということになるのだといいます。

あらゆる問題は「典型的なもの」だと知っておく。

問題にぶつかったときの解決策として、「それはよくあるケースだ」ということを知り、

「なんだ、みんなこんなものか」と気付くことも一つの方法です。

能力をあげるよりもプライドを下げる努力をしよう

優秀さとは、有能さと謙虚さの掛け算であるから、能力を磨くよりもプライドを下げる方が手っ取り早いのです。

それは、ビジネスでは意外とコミュニケーションのコストが大きく、このコストが高い人にはあまり仕事を頼みたくないものだからです。

 

最後に。これは決して、儲け主義に走った本ではないということです。

儲けるシステム(土台)がしっかりしているからこそ、会社やシステムが信用を得て、商品やサービスの価値が認められるのだということを言っているのです。

これは序章で述べられていることなのですが、「好き」を追求すべきだが、やりたいことが見つからないなら、やるべきことをやるのだと言っています。

「やるべきこと」とは、「貢献につながること」です。社会に対する貢献は信用を生み、それが自立へとつながるのだといいます。

 

独立したいと思ったとき知っておきたい新しい知識と考え方が、今の状況から抜け出したいと漠然と考えている人(私も含め)への清涼剤となり、一歩踏み出したい気持ちにさせられます( ・∀・ )ゞ

 

<まとめ>

幸福に生きるために、「好き」で食べていこう。

その為のシステムをしっかり構築すれば、それが評価され、結果的に価値を生み出す。