keronote’s blog

本の紹介、英語学習の記録を中心に、PC・スマホ関連、日々の生活のお役立ちネタも交えながら色々と書いていきます。少しでも楽しんでいただけたら、また何かの役に立てれば幸いです。

『なぜ僕は「炎上」を恐れないのか』を読んで燃える!

 

なぜ僕は「炎上」を恐れないのか 年500万円稼ぐプロブロガーの仕事術 (光文社新書)

なぜ僕は「炎上」を恐れないのか 年500万円稼ぐプロブロガーの仕事術 (光文社新書)

 

 

【イケダヤハヤト氏の人物像】

自分がブログを書くようになって、イケダハヤト氏というブロガーの存在を知りました。

といっても、

・イケダ氏は私より年下の男性。

・ものすごく儲けているプロブロガー

・「まだ東京で消耗してるの?」というサイトを運営している。

・彼はすぐ炎上させる。

というのが、私が知っている(認識している)全てでした。

 

争い事や諍いがすきでない私は、「炎上」=「悪」だと思うのですが、それでも月間PV数130万(※2014年時点)という圧倒的な数字を生み出すには何か理由があるだろうから、それを知りたいと思いました。

 

また、「年500万円稼ぐプロブロガーの仕事術」というサブタイトルにも魅かれました。

今まで数冊のアフィリエイトに関する本を読み、成功を掴むために必要なことは、

とにかく続けること(できるだけ毎日記事を更新すること)だとわかっているつもりです。

しかしそれ以外の、目新しい方法が書かれているのなら、是非それを知って実践したいと思ったのです。

 

読み始めてすぐに、私の思い描いていたイケダ氏は「炎上させる」=「尖がった人」というイメージは間違いだったと気づきました。

 

最近では意図的に炎上させてアクセスを得る人や、本当に考え無しに発言するという無知や失言、悪意などにより炎上してしまう人が多いです。

一方イケダ氏は狙って炎上させているわけではなく、自分の考えを貫いた結果炎上してしまうことが多いという点で、上記の例とは明らかに異なります。

 

今でこそ「炎上の効果」を知り、「炎上の利点」を挙げていますが、当初はかなり落ち込んだり怯えたり、精神的なダメージは大きく、炎上しない文章を書くことに苦慮していたそうです。その結果、自分が本当に言いたいことをストレートに述べることができなかった時期があったそうです。

 

現在は、ちょっとしたことで叩かれやすい社会だと思います。

今年は年頭から謝罪会見のオンパレードだということが、それを裏付けていて、その流れはしばらく続いていくのではないかと思われます。

今の日本は「一億総活躍社会」ならぬ、「一億総批評家社会」に突き進んでいるかのようです。

自分と全く関わりのない人間を痛烈に批判する様子をイケダ氏は「私刑」だと非難しています。

そして、「多様性を認める、寛容な社会」を作り上げるためにまずすべきこととして、「炎上を恐れず、炎上できる人間になること」を挙げているのです。

 

【「ブログで稼ぐ」を成功させるためにすべきこと】

この本にはブログ運営のハウツーが具体的に書いてある訳ではありません。

イケダ氏はブログという世界において圧倒的な地位を築くためにしてきたことを、子ども時代にまで遡って綴っています。

それらはかなりざっくりとまとめると以下のようなことです。

・圧倒的な時間を割く

・好きなことを仕事にする

・情熱をもつために重要な第一の要素は「他者からの評価」

・努力だけでなく、運や環境に影響されることは間違いなくあるが、それが努力しないことの理由にはならない。

・成功までの最短ルートを見つける努力をする

・目標までの道のりをゲーム化して楽しむ 

 

ブログで稼ぐことを謳った本は大抵、まずどのようにしてブログを開設するか、そしてどのような内容のブログがおすすめなのか、PV数を増やすためのSEO対策やアクセス解析法についてなどが書かれています。

 

ブログもサイト運営も全くの初心者であれば、そういった本を1冊は読んでみるのがいいと思います。

そして実際に何らかのサイトやブログを立ち上げた上でこの本を読むと、小手先の技術や知識を身につけて何となく運営を続けるのではダメだということに気づかされます。

多くの競争相手から一歩抜きんでるには、圧倒的な情熱を傾け時間を割くことを避けて通ることはできないのです。

 

「わかっているけど、本業があるし無理×××。」と言い訳している暇があれば、それに少しでも近づけるために試行錯誤するべきなのです。

 

当然のことだけど目を背けていた問題であり、ハッとしました。

やらない理由、できない理由というのはいくらでも作れるんですよね…。

私はその代表選手といっていいと思います。(全く自慢になりませんが…(´Д`))

 

「自分ができる人間だからって偉そうに…」と感じる人もいるかと思いますが、今の私にとっては雲の上の存在なので、そのような感情は全くわかず、ひたすら面白いと思えた本でした。

ブログで生計を立てたいと思っている人もそうでない人にも、何らかの気づきを与えてくれる、とても前向きになれる本です。

あとがきを読んで、一歩前に進んでみなくては!という気持ちが更に強くなりました。

 

「不遇な環境にある人は、逆説的に恵まれているともいえる」

「どうせいずれ、誰もが死ぬんだから、いっちょやってみるか!」

 

「命短し恋せよ乙女」じゃないですが、たった一度の人生、いっちょやってやるぞ~~!( ・∀・ )ゞ