本の紹介文を書くときに気を付けたい。独りよがりにならないこと。
読んでみたいと思える書評を読んだときは嬉しくなります。
自分が好きな分野、関心がある分野だと目に留めやすくなるのは勿論ですが、普段書店では手に取らないだろうというジャンルの本のうまい紹介文を見つけると、
読む如何に関わらず、「紹介してくれてありがとう!」という気持ちになれます。
【問題点】
そもそも私も本の紹介をしたいという思いがあって、このブログを立ち上げたのですが、なかなか本の紹介記事が書けません。
ブログを始めてもう半年以上経つので、その原因について自己分析してみることにしました。
1.本を読むスピード自体が遅い。
2.備忘録を兼ねている。
3.何を伝えたいのかが絞り切れていない。
1はもう、速読を会得するか、かなり高い集中力をもって読むしかありません。
例えば普段読み慣れていない経済書や歴史書などのような本だと、なかなか理解が進まず、本を読むスピードがどうしても遅くなってしまいます。
さらに、読んでみてブログで紹介したいと思う時には、メモを取りながら読むので、これまたスピードダウンの原因になります。
ただ、メモをとりながら読むことによって、今まで活字を読むこと自体を楽しんでいたのが、かみ砕いて読むようになり、後々まで内容を覚えておけるようになったのは、プラスだったといえます。
2.は、あとから読み返したいとき、内容を確認したいときに容易に思い出せるようにするためです。また、1で挙げたことと重なりますが、人に伝える為により正確に本に書かれた内容を理解するため、全体の要約ではなく、順を追ってなぞっていくという形になりがちです。
3.自分が読みたいと思って厳選して買った、或いは借りた本なので、何か1つ「いい!」と思えることがあった本には、気になるフレーズなどが確実に10個以上は出てきます。
あれもいい、これもいい。あの言葉を紹介したい。この言葉だけは外せない。
そんなこんなが積もり積もって、パンチの効いた主題を決めきれないまま、だらだらと本の紹介文を羅列していくことになってしまうのです…。
【解決策】
いっそTwitterのように、自分の中で文字数を制限してしまえばいいのではないかとも考えました。なぜなら、今まで目にしてきた書評も本の紹介文も、文字数は少なかったように思うからです。
でも、少ない文字数で「読んでみたい」と思わせるような文を書くのは、まだハードルが高いと思います。きっとありがちな表現、上辺だけの紹介に終わってしまうだろうと思います。
ここでふと、私はどういったときに書評を必要としているかということを考えてみました。
するとそれは大きく2種類に分けられることに気付きました。
1.何か面白い本はないか探している
2.特定の本に対する感想を知りたい
1の場合はジャンルは問いません。むしろ、普段自分では手に取らないような本、書店にいってもスルーしてしまうような本との出会いを望んで、書評を読みます。
つまり、細部まで説明されている必要はありません。
2.実用書など、同じテーマに関する本の中から、どの本に自分の必要としている内容が十分に書かれているかを見極めるための手段として書評を参考にします。
この場合、できるだけ詳しく書いてあるものの方が、判断材料が増えるので望ましいです。
私の書評は1.と2.のどちら側の立場で書くのか決めきれていないので、長い文章になってしまうようです。
単に要約の技術が未熟だということもありますが…(-_-;)
何が問題なのか分かったのだから、どちらかに絞った書き方をしよう!
とは思えないのが、欲張りでアマノジャクな私です(´艸`*)
この2点から言えるのは、本の紹介に重要なのは、文の長さではないということです。
それは、
どのような人に読んでもらいたいのかということをできるだけ明確にイメージしながら書く
ということです。
単なる備忘録で終わるか紹介文として多少なりとも評価してもらえるかというのは、誰にという意識を明確に持てているかいないかということなのだと思います。
自分の思いばかり詰め込むのではなく、見知らぬ誰かを思い描きながら、本そのものの良さを紹介できるように、日々是精進です―☆
そして私は今日も本を読む~
ああ、楽しい!!
活字って本当にいいものですね(@^▽^@)