『ひとりビジネスの教科書』
◆インターネットと副業
私はインターネットを利用した副業で収入を得たいと考えています。
そしてできることなら、そちらを本業としてやっていきたいと思っています。
なぜなら、インターネット環境があればどこででも仕事ができるからです。
そして今やそれがない地域は殆どないと言えます。(過疎の進む我が故郷もその環境は整っています(・´з`・))
この本はインターネットビジネスに特化した内容ではありません。
ただ、ひとりビジネスを成功に導くために、サイト作成やメルマガの配信を強く進めています。
インターネットの利用はあくまで手段なのです。
そしてなぜそれらの行動が必要で効果的なのかということをわかりやすく解説しています。
私は納得しなければ行動にうつせない性質だし、腑に落ちていなければすぐ忘れてしまう可能性もあります。
なので、この本で勧められているひとりビジネスのための多くのコツは、読み終えたあとでも割と具体的に思い浮かべることができました。
ただ、実際にどのようにサイトを作成するかであったり、サイトなどから収益化を図るための方法であったりについては、あまり具体的には書かれていません。
しかしそれらは他の専門書やネットで調べればいいことです。
◆考え方を変える・行動を変える
この本で学べるのはやり方(実践)ではなく、思考のクセ付けだと私は考えます。
この習慣に関しては、「9マスメモで思考する習慣」というのが、筆者の一押しです。
これは、正方形を9つに分けた中心に思考のテーマを置き、思いついたアイデアを下→左→上→右→左下→左上→右上→右下の順に書き込んでいくというものです。
この中で本当にいいアイデアというのは、4つ目以降に出てくるものなのだそうです。
また、特に私の心に残り、自分の行動を変えたいと思ったことが2つあります。
まず、ひとりビジネスこそ人とのつながりが重要になるのだということを知りました。
確かに1人でできることには物理的にも限界があります。
ある分野に秀でた人がいるのなら、遠慮なくその人に任せることで、限られた資源(自らの労働力)を有効活用できます。
私はやたら人とのつながりの素晴らしさを強調(強制)するような世間の風潮は好きではありません。(ある関係性に縛られることの煩わしさが苦手なのかもしれません…)
しかし、食わず嫌いをせず、なあなあではなく互いの足りない部分を補い合えるような理想的な関係が築けたら、仕事の幅はぐんと広がるのではないかという夢を抱くことができました。
そして私の苦手としていることのもう一つが、人を応援しよう!いうものでした。
どうも私は負けず嫌いのようで、相手が自分と全くかけ離れた境遇であれば心から応援できるのに、似た境遇になればなるほど、嫉妬心がむくむくと芽生えて人を羨み自分を悲観してしまいます。
この嫉妬心を逆手に取り、一念発起して頑張るという手もあります。
それも悪くはありませんが、マイナスの感情から発端したものは長続きしません。
“応援する人は、逆に応援されるのです。”
見返りを期待するというと言葉はよくないですが、本当に相手を思いやってした行動は自分に帰ってくるものだと感じます。
◆自分ブランド
他にもビジネスに最も大事な「商品」の作り方や「自分ブランド」の構築法など、いますぐ実践したくなる情報が満載です。
特に自分ブランドについてですが、ひとりビジネスというとどうしても自分のスキルを高める方向に努力のベクトルを向けてしまいがちです。
それも大切だし役立つと思いますが、定期的にプロフィールを見直し魅力的なものにするほうが、よほど業績アップにつながるのだそうです。
キャリアアップよりプロフィールアップ
を目指すべきなのです。
自分にしかできないこと、自分が他人から求められていることは何かということを常に考えるようにすることが、ひとりビジネスの成功の為に不可欠です。
以前紹介した『「好き」を仕事にする!All About式年収100万円アップ術』の内容とも重なりますが、自分をただ俯瞰して見るのではなく、他人からみた自分を常に意識することが、新しいビジネスを見つけ出したり、問題点を見つけ出したりすることに役立つのだと気づきました。
この本だけを基に起業するには情報量が乏しいので、他で補てんする必要があります。
しかし起業してから事業を波に載せるまでの流れがわかりやすく、少しでも起業を考えている人は、未来の自分を想像してワクワクできること間違いありません!
大事なのはこのワクワク感が冷めないうちに、自分のミッションとビジョンを公に発信
することなのです。
いい流れは人を巻き込みながら、いい方向へむかう筈です。
反省の為ではなく、自分は求められている人間だという前提のもとに自分自身を振り返り、新しい仕事(使命)を見いだしていきたいです(=゚ω゚)ノ