keronote’s blog

本の紹介、英語学習の記録を中心に、PC・スマホ関連、日々の生活のお役立ちネタも交えながら色々と書いていきます。少しでも楽しんでいただけたら、また何かの役に立てれば幸いです。

これがメンタリズムです

 

これがメンタリズムです メンタリストになれる本

これがメンタリズムです メンタリストになれる本

 

 

▶夢を実現するために

 

メンタリストDaiGoの著書です。
結婚会見以来、何かと話題のDAIGOではありません(*´з`)

 

ある日突然テレビに現れて、出演者の考えていること、選んだものなどを不敵な笑みを浮かべながら次々と当てていくというパフォーマンスを行いました。

それはマジックのようでしたが、マジックではありません。
彼はそれをメンタリズムだと言いました。

私が見ていたのは「笑っていいとも!」でしたが、当時、他の多くのテレビ番組に引っ張りだこだったようです。

 

しかし、気がつくとその姿をテレビで見かけることはなくなっていました。
移り変わりの早い、生き残り競争の激しい芸能界(テレビ業界)ではよくあることなので、「最近見ないよね~。」とすら思っていなかったのですが、初めて見たときと同様突然、DaiGoをテレビで再び目にすることが多くなりました。

 

以前、彼の笑顔は心から笑っているように見えず、端正な顔立ち故か、不敵な笑みを浮かべているように感じることが多く、失敗してしまったらどうしようとこちらがやきもきすることも多かったです。

 

しかし、久しぶりに見る彼には落ち着きが感じられ、自信もついたのかピリピリした雰囲気はなく、物腰が柔らかいという印象を持ちました。
心理をうまく読み取れないこともあるだろうけどそれも仕方ない、そういうものだという気持ちになれたし、きっと成功するという確信を持てるような雰囲気がにじみ出ていました。

 

一度見かけなくなった人を再び見ることになったということ自体興味深々でしたし、成長したDaiGoという人に興味をもったので、改めてメンタリズムって何だろうと思い、この本を手に取ったのです。

(前置きが長くなってすみません(;´Д`))

 

読む前はただメンタリズムとは何なのかというのことを知りたいだけでした。
どうやって人の心を自在に操り、誘導させているのだろうという好奇心から読み始めたのにすぎません。


この本を通じて書かれているのはその仕組みと方法の紹介にとどまらず、メンタリズムという一つの学問ともいうべきものに対する研究を著者がどのように行ってきたかということです。

そして夢を叶える為に、世の中に認知されていないことをわかってもらう為にどのような努力を重ねたかということが書かれています。

 

では、メンタリズムとは何なのか。

 

科学とロジックで超常現象を再現する、それがメンタリズムです!

 

「タネも仕掛けもありません。」と言うのは、手品やマジックをする前の決まり文句ですが、メンタリズムはタネや仕掛けがあります。仕掛ける側が用意した答えをあたかも仕掛けられる側が自ら選び取ったかのように思わせる、その答えに誘導するように心理的な仕掛けを用意するのです。
驚かせるのがマジックなら、信じ込ませるのがメンタリズムなのです。

 

人の心理を自在に操ることができるのならそれは心理学なのでしょうか。
答えはNoです。

 

メンタリズム≠心理学(統計学

 

メンタリズムとは複合的なものであると筆者は言っています。
行動学・心理学・観察力様々な事が絡み合って成し得ることなのです。
決して怪しい学問ではありません。

 

また、複合的だということは、その分体得するのが難しいということです。
筆者はひとつのテクニックを練習するとき、少なくとも2週間は同じことを続けて練習したといいます。


しかしワザができるようになっても、それを披露する場を作らなければなりません。

今まで誰もやったことがないことを説明することの難しさは想像を絶するものがあると思います。
心が折れそうになることもあった筈ですが、飽くなき努力と勉強をつづけ、遂にテレビ出演にこぎつけることができたのです。


もちろんテレビ出演がゴールというわけではなく、そこでさらに出演者や視聴者への説明をして、これから行うことを分かってもらう必要がありました。
時には失敗することもありましたが、失敗を失敗と思わせない話の持って行き方がメンタリズムの”技”なのです。

 

観察力に優れ話術にも長けている、「きっともともとそうだったんでしょ?」と思いがちですが、どちらかというと小太り体形だった著者は、中学校の時いじめにあいます。
言いたいことを言えない自分が嫌になり、ある日変わろうと決意します。
その方法は少々暴力的であったので、おすすめできるものではないのですが、自分が変わると周りの自分を見る目が変わり、環境がかわったことに驚いたと言っています。

 

自分を変えたいなら、自分を取り巻く環境や普段の行動のすべてを変えること。あらゆる変化を自分が変わることへの暗示に利用する。

 

その後、進学した大学でマジックと出会い、それからメンタリズムの世界へ足を踏み入れ、それを自分の生業として生きていくことを決めたのです。

 

想像すれば、無意識に体は動く。夢を実現するにはまず想像することから始めよう。

 

理解しているということは、他人に説明できるということ。他人に理解されないのは、自分が理解できていないから

 

夢を叶える為になりたい自分を想像して努力を怠らない。
当たり前のことだけど、一番大事なのはやっぱりそこなんだと改めて気付くことができました。

 

<まとめ>
メンタリズムとは複合的なものである。
夢を叶えるためにはまず想像すること、そして続けること。
自分を変えたいなら、自分を取り巻くすべてを変えることで、自分が変わることへの暗示にする。