『企画は、ひと言。』
■ひと言≠キャッチコピー
「企画は、ひと言。」
この言葉を聞いて私が思い浮かべたのは、
「そうだ、京都行こう」
という言葉です。
でも、これは著者の言う「ひと言」ではありません。
前述の言葉はキャッチコピーです。
キャッチコピーは人を惹き付ける言葉ではあるけれど、それだけ聞いたのでは何を意図したものなのかわかりません。
つまり、企画としては×なのです。
では、企画の意図を伝えるためには長々と説明したり、見栄えのするプレゼン資料を作ったりする必要があるのでしょうか。
答えは「No」です。
言葉は短ければ短いほど、印象強く残ります。
これは、私を含め多くの人が経験として知っていることだと思います。
例えば古今東西の名言集や、マンガの決め台詞のように。
この本には、このような人の心を動かす「ひと言」の生み出し方がとてもわかりやすく書いてあるのです。
もちろん、「企画を通す」ためのポイントはただ短い(Short)だけでは不十分です。
ここでは「5つのS」として紹介されています。
残りの4つは、Simple、Sharp、See、Share。
どういうことなのか、何となく想像がつくと思いますが、気になる方は、是非読んでみて下さい(・´з`・)
やっぱり!と思いつつ、改めて活字になっているのを見ると、なるほどそういうことだったのか~と腑に落ちるものです。
■誰でもクリエイティブになれる!?
この本を読むまでの私は「企画」=「アイデア」、つまり企画はひらめき力のある人、センスのある人のものだと思っていました。
しかし私がクリエイティブだと思っていることの多くは、無から生まれたものではなく、今までにあったことの模倣や既存の物の組み合わせによるものだということに衝撃を受けました。
つまり、この私にもクリエイティブなことができる可能性があるのです!!
自分にはできないと思っていた事がもしかしたらできるかもしれないというのは、とてもワクワクします(≧▽≦)
副業ブームの昨今、私も本業以外に何かをしたいと思い、ブログをしています。
今は思いついたことを書いているだけですが、もっと人の集まるサイトを立ち上げたいという夢や、他にもまだ妄想状態の夢は幾つかあります。
その夢を単なる妄想に終わらせない為には、企画力が必要だと思うのです。
私の場合、誰かに見せるわけではありませんが、誰かに見せるつもりで、見ず知らずの誰かにでも伝わるような言葉でやりたいことを表せなければ、実現は難しいでしょう。
まだスタートラインに立ったばかりの私は、発想の源、土壌を育てるクセをつけることにしました。
今あるもの、「ベタ」に+αするのが企画だということですが、何もないところから+αは降ってきません。
この本に書かれているように、新聞・テレビ・書店・街、あらゆるところからトレンドを吸収し、面白いと思ったこと、「?」と心にひっかかったことがあればメモをすることから始めようと思います(=゚ω゚)ノ
そうして、いよいよひと言にまとめるときは、
「なんのために」
「なにを」
「どうする」
に当てはめればよいのです。
これを誰もが知っている商品やテレビ番組等の事例に当てはめて、なぜその企画が通り人気商品(番組)になったのかが分かりやすく説明されています。
大ヒットの裏側には、それを実現させるだけのしっかりとした土台(企画)があることを今さらながら知り、背筋が伸びる思いをすると同時に、舞台裏をチラ見することができたようなお得感もありました( *´艸`)
「見えるひと言」
つまり、それにより誰もが同じ絵を想像できるような言葉。
これが書けるようになるためにも、情報と発想を得るためのアンテナを常に張っていたいと思う私です(=゚ω゚)ノ