やる気を出す!続けられる!『のうだま やる気の秘密』
■集中力が続かない…
最近、集中力が続かないことに悩んでいます。
もともと飽きっぽい性格だとは思っていましたが、
単調な作業をしていると、肩や腰が痛くなるのが気になり、
すぐに別の事がしたくなります。
それが許される状況なら構わないのですが、
仕事など、どうしてもやり続けなければならないとき、
「集中力が切れたからや~めた!」
という訳にはいきません。
それどころか、最近では好きなはずのことさえ、
長時間続けるのが苦痛に感じるようになってきたのです…。
これは、マズい!!
同じ姿勢でいるのがキツクなってきたのは、齢をとり、
また運動不足で筋力が低下したからかもしれません。
でも、それを差し引いても、今までのように何かを取り組むということに対する
ワクワク感が減ってきているように感じるのです。
まるで生ける屍のような私…( ノД`)
若くはないけど、人生80年と言われるこのごろ、
まだこれから先の道のりは長いのに、こんなことではダメだ…。
そう思うと益々、自分のふがいなさに打ちひしがれてしまうという悪循環。
プライベートの時間はともかく、仕事に支障を来してしまってからではまずかろう!
そんな訳で、集中力を高める方法について書かれた本はないかと探してみました。
数冊、それらしき本をパラパラと読んでみると、
体をほぐす、瞑想をする、香りの効果で集中力を高めるなど、
様々な方法が書いてありましたが、どれもピンときませんでした。
そもそも、何かを始める前にわざわざ新しい何かに取り組むこと自体が面倒です。
(なんたるナマケモノ…)
いくら成功例を並べられても、自分は三日も続かないだろうというのが、
目に見えています。
ハウツー本を読んだって、飽きっぽい性格はどうしようもないし、
集中力が続かないのが私なのだと諦めかけていたとき、たまたま手に取ったのが、
『のうだま やる気の秘密』です。
ベストセラーになった上大岡トメさんのイラストがたっぷりで、読みやすそうだったのと、
私の出身県(山口県)在住というところに勝手に親近感を覚え、
読んでみることにしました。
■淡蒼球にスイッチを入れる。
この記事を書いてまず驚いたのが、見出しに「たんそうきゅう」と入力して
変換すると、一発で「淡蒼球」と出たことです。
私はこれまで、聞いたこともない脳の部分の名前だったのですが、
一発変換されるということは、結構スタンダードな部分なのだという事実に衝撃を覚えました。
それはさておき、この淡蒼球とは、
人がやる気になっているとき、活性化している部分なのだそうです。
そしてこれは、心臓や肺を動かすのと同様、自分の意志では動かせないので、
そのスイッチを入れてやる必要があります。
■4つのスイッチ
スイッチは4つあります。
・スイッチB[Body](カラダを動かす)
・スイッチE[Experience](いつもと違うことをする)
・スイッチR[Reward](ごほうびを与える)
・スイッチI[Ideomotor](なりきる)
具体的な取り組みに方法については、
16通りのやる気のスイッチを入れる方法が書かれていて、
どれも、簡単にできることばかりです。
・同じ時間にやる
・カタチから入る
・図々しい妄想をする
・気が乗らなくても、とにかくその場に行く
など~。
取り組み方のちょっとした工夫や、考え方の角度を変えてみる方法で、
飽きっぽい私でも、あの手この手でやる気を引き出し、
持続させることができそうな気がします。
「自分でもできそう」
と思えたことは、大きな一歩でした。
とにかく、じっとしているだけではやる気はわいてきません。
“やる気は自分からむかえに行かなくてはならない”のです。
■ちょっといい話!?
メインの4つのスイッチの話の他に、私が気に入った内容があります。
それは、「脳は頭の中に閉じ込められているので、外の様子がわからない。
だから、刺激を与えてやる必要がある」という文章と共に添えられた、
暗闇でポツンと寂しそうにしている脳のイラスト。
これを見て私は、
「私の脳よ、一人ぼっちで退屈させてごめんね!!」
と胸を痛め、奮起したのです。
「私は私の感情に捉われすぎて、脳の気持ちになって考えてあげられてなかった。」(反省)
脳よ!もう寂しい思いはさせない!
私は小さかったり大きかったり、沢山の夢や目標の実現のため、
体を動かし、継続し続けることを誓う!!
「無理せず少しずつ続けよう」というメッセージも添えられ、
ゆるく楽しく挑戦してみようといった雰囲気の本にも関わらず、
とても熱くなってしまった私なのでした(;´∀`)