金持神社とお守りの有効期限
さて、今回は金運アップのご利益があるという、「金持神社」について紹介します。
鳥取県日野町にあるこの神社は、「かもちじんじゃ」と呼びます。
御祭神は、天之常立尊(あめのとこたちのみこと)
八束水臣津努命(やつかみずおみずぬのみこと)
淤美豆奴命(おみずぬのみこと)
で、国土経営、開運、国造りの神様です。
由来の一部を紹介すると、
“金持郷は、昔、黄金より勝ると言われた「玉鋼」の産地で、原料の砂鉄が採れる谷を多く所有し、金具の文字で表されているように鉄のことを「かね」と読んでいた事から、金の採れる谷を多く持つ郷「金持」と呼ばれるようになったと伝えられています。”
とあります。
そして、この地は全国の「金持」姓のルーツとなった場所だそうです。
その名前から金運がよくなるという噂が広まり、中国山地の山奥にひっそりと佇む神社ですが、多くの参拝者が訪れます。
山あいの町の町おこしに一役、二役かっているようで、自治体ぐるみで観光アピールをしたり、関連グッズを販売したりと熱心な様子が伝わってきます(*´ω`*)
しかし、一歩神社の敷地内に足を踏み入れると、静謐な空気に包まれていました。
小さな神社ですが、山の一角に作られ、真っすぐではなくでこぼこした参道が、異世界に連れていってくれるようでわくわくします。(そんなに長い距離ではなく、特別険しいというわけでもないのですが)
こぢんまりとした敷地に小さな拝殿があり、20人くらいの人が列を作っていました。
私がお祈りしたのは勿論、「金運アップしますように。」ということと、「仕事が順調にいきますように。」ということです。
拝殿より下に小さな札所があり、そこでお守り等を求めることができます。
私はお財布に入れる6cmほどのお守りをいただきました。
そして、入れるのはお札を入れるところがいいということを伺ったので、それ以来大事にお札入れのところに入れています。
行きは拝殿を目指すのに夢中で気がつかなかったのですが、帰りの参道でふと、ご神木に小銭が挟んであるのが目に留まりました。
よく見ると、手の届く範囲にはびっしりと小銭が挟むというか刺さっているような状態です。
全く予想もしていなかったので、その光景にとても驚いてしまいました。
これはお賽銭なのだろうか。
ご神木にお金を差すようなことをして、反対に罰があたるのではないだろうか。
などと考えました。
しかし、金持神社のHPを見たところ、特に禁止しているようではなかったので、ここでの参拝方法のひとつとして認められているのかもしれません。
最近HPを開設している神社は多く、金持神社にも公式HPがあります。
神社の由来の説明や、お守り等の通信販売もしてくれます。
また前の記事に書いたように、使わなくなった財布のお焚きあげもしてもらえます。
実際に持って行かなくても、2,000円のお祓い料を振り込んだ後お財布を送ると、年4回の例祭時に供養をしてもらえるのです。
勿論、お近くの神社でもご供養はしてもらえると思いますが、せっかくならここに頼んでみるのもいいかもしれません。
さて、少し話は戻るのですが、私が金持神社を訪れたのは1年半前になります。
それからずっとお財布にお守りを入れているのですが、ふと、
「お守りに有効期限はあるのだろうか…」
という疑問がわきました。
何となく1年くらいなのではと思ったのですが、それでは1年以上持っている私のお守りには効果がないということになってしまいます…。
そこで、真相を知るために神社の総元締め(!?)、神社本庁のHPを見てみました。
するとそこには、
一年間お祀りしたお神札は年末に神社に納め、お焚き上げをしてもらいましょう。そして新しいお神札を受けます。お守りも同様ですが、願いが叶うまで身につけても差しつかえありません。
とありました。
私は、「よし、願いが叶うまで(金運がアップするまで)身につけていていいのだな!」と都合よく解釈することにしました( *´艸`)
でもあの雰囲気を体感するためにも、また参拝したいと思っています。