keronote’s blog

本の紹介、英語学習の記録を中心に、PC・スマホ関連、日々の生活のお役立ちネタも交えながら色々と書いていきます。少しでも楽しんでいただけたら、また何かの役に立てれば幸いです。

『社会人大学人見知り学部卒業見込』に自分自身を見た

お笑い芸人オードリーの春日じゃないほう、若林君の著書を読みました。

この本は雑誌『ダ・ヴィンチ』の連載をまとめたものです。

 

私はこの連載をしていた当時、不定期的に『ダ・ヴィンチ』を読んでいたのにも関わらず、その間一度も読んだことはありませんでした。

連載があることは知っていたけれど、

「最近売れてきて調子にのってるんじゃないの~。」

「何かテーマが暗そうで面白くなさそう…」

と、読みもせずに決めつけていました。

すみません(;´Д`)

 

けれど最近、猛烈にこの本が読みたくなりました。

なぜか。

それは、日常生活でうまくいかないことが続き、ネガティブ思考に陥ることが増えたからです。

ネガティブに打ち勝つために、努めて楽しいことを考えたりもしますが、やはりどこか無理があるようで余計に疲れてしまいます。

 

そんな時にふとこの本のことが思い浮かんだのです。

類は友を呼ぶ。

ネガティブはネガティブを呼ぶようです。

 

読み始めて衝撃を受けました。

恐ろしい程に共感のオンパレードだったのです。

 

色々なことを考えすぎてしまい、結局どうしたらいいのかわからなくなってしまうこと、

悩みの深みにはまってしまうこと、

誰かに「大丈夫」と言ってほしいこと、

人の話を聞かないこと、

後輩との接し方がわからないこと…

 

日常生活のちょっとしたことに引っかかってしまい、自然体でいようと決意する。

その自然体とは一体どのような状態なのか分からず試行錯誤する。

余計に傍からみると不自然極まりなく映る(と思われているんじゃないかとびくびくする)。という、面倒臭いヤツ。

自意識高すぎの人間。

一時期よく聞いていたけど、今一つピンときていなかった「中二病」という病に、若林君は侵されていて、私も侵されているのではと気付かされました。

 

ページをめくる度、自分が抱えていた問題が1つずつ明るみにされるようで、驚くと同時に、もやもやしたものを形にして(文字にして)見せてもらえた安堵感も覚えました。

 

若林君のいいところ。

自分をダメなやつだといいながら、考えることをやめなかったことではないかな。

たとえ変わることはできなくても。

 

最後になってようやく相方の名前が登場します。

 

春日はずっと楽しそうで。

若林はずっとつまらなそうだった。

 

 

幸福感について考え辿りついた気持ちに、清々しさを感じました。

この本を読み若林君の気持ちをなぞることができたからこそ、私も共感します。

 

ぼくは春日に憧れている。